中国旅行は中国と日本の絆の見直し

中国の人々や歴史を日本人との関係で捉えなおすよう心掛けた


 「淀みに浮かぶうたかたはかつ消えかつ結びて久しく留まることなし」
  今から5、6年前中国を通算2年をかけて旅行した。中国語でいう「旅游」である。

 日本のように圧倒的に単一民族が支配的である国に対して、中国の広大で且つ多くの少数民族を内に包含し、多少の矛盾はありながらも、国としての体勢を2000年間の長きに亘って続けてきたということは、それだけでも畏敬に値する。

 今回の旅は現実の姿に直接触れることにより、中国の良さと遅れた点を垣間見ることができたと同時に、日本との関係において改めて日本を見直すきっかけになったと思う。

 このブログはその時の記録である。これ以上無理解による反目が広がらないことを祈る。

     目指すは「坊ちゃん」と「ドクトルマンボウ航海記」    (李 白扇)
 

 
 

初めての土曜日


今日は朝から雨。副院長さんには昨日鑑真和上の居られた大明寺というお寺に連れて行ってあげようと約束を戴いたが、この雨ではとても行く気にもならないし、こちらからお断りをしたいくらいだ。幸い(?)なことに御誘いはなかった。たぶんリップサービスだったのだろう。このリップサービスとほんとのお誘いとの見極めが出来るようになるのはいつのことだろう。
 一日休養ということで、ホテルに留まってシラバスや授業の組み立てを考えていた。「あいうえお」を教えるのに昔高校の時に中村伝喜という名物先生が教えてくれた歌を思い出した。それは以下のようなものである。

 あめんぼ あかいな アイウエオ

 柿の木、栗の木。 カキクケコ

 笹の葉 さらさら  サシスセソ

 たちましょ らっぱで タチツテト

 なめくじ のろのろ ナニヌネノ

 鳩ぽっぽ、ほろほろ。ハヒフヘホ

 まいまい ねじまき マミムメモ

 やきぐり ゆでぐり ヤイユエヨ

 らいちょう さむかろ ラリルレロ

 わいわい わっしょい ワヰウエヲ

この原作は北原白秋のものだそうだが、それが少しアレンジされているようだ。

中国で歌われている歌をLIさんに教えて戴いたが、下記のとおりである。

 あいうえお かきくけこ
 
 さしすせそ たちつてと

 なにぬねの はひふへほ

 まみむめも やいゆえよ

 らりるれろ わいうえを

 革命のために 日本語をならいましょう
 
 この歌の革命と日本語を習うという命題がどう結びつくのか不明だが、覚えやすい節回しになっている。

 昼飯はホテルから歩いて10分程の所にあるぎょうざ屋さんへ行った。行くのにはと途中何度か道を横断しなければならないが、この危険なことこの上ない。車や自転車は信号が赤だろうが青だろうが突っ込んでくる。交通管理員というゼッケンをつけた人が信号のあるところには立っていて、歩行者の指導は行っているが、車には指導が行き届かないようだ。
ちなみにこの辺りの信号には黄色はない。中国では赤信号は红灯、青信号は绿灯という。
道はかなり広く作られている。しかし車が急速に増えたため、どこもかしこも混乱の極みで、道が混んでいれば、反対車線に平気で乗り入れてくる。今の状況では、黄色信号をつけても全く意味がない気がするし、かえって危険。車は昔の特権階級の名残りなのか「そこのけそこのけ車が通る」式で、歩行者は歩行者で「我が道を行く」式で、交通ルールがモラルとして根付いていないようだ。

 

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