中国旅行は中国と日本の絆の見直し

中国の人々や歴史を日本人との関係で捉えなおすよう心掛けた


 「淀みに浮かぶうたかたはかつ消えかつ結びて久しく留まることなし」
  今から5、6年前中国を通算2年をかけて旅行した。中国語でいう「旅游」である。

 日本のように圧倒的に単一民族が支配的である国に対して、中国の広大で且つ多くの少数民族を内に包含し、多少の矛盾はありながらも、国としての体勢を2000年間の長きに亘って続けてきたということは、それだけでも畏敬に値する。

 今回の旅は現実の姿に直接触れることにより、中国の良さと遅れた点を垣間見ることができたと同時に、日本との関係において改めて日本を見直すきっかけになったと思う。

 このブログはその時の記録である。これ以上無理解による反目が広がらないことを祈る。

     目指すは「坊ちゃん」と「ドクトルマンボウ航海記」    (李 白扇)
 

 
 

儒教の名残り

 今日は荷物が届いた。段ボールはかなり痛んでいたし3個のうちのひとつの段ボールは中身が見えているようなものもあった。しかしだめもとで中古コンピュータを送ったが紛失せずに届いたし、それ以外にも紛失した物はなかった。中国もマナーの悪さでは過去ずいぶん言われてきたが、改善されているのだろうか。
 さてこれらの荷物を学生たちに手伝ってもらってホテルまで運び、帰りに道を覚えるつもりで、学校まで学生たちといっしょに帰った。バスに乗ったとき座席は一杯で空きがなかった。その時驚いたことに学生の一人が乗客に「この人は日本から来た大学の先生であるから席を譲ってください」と頼み、頼まれた相手も別にいや顔をせず素直に席を譲った。日本では考えられないことである。席を譲られるには少し抵抗があるが、ここで断れば相手も格好がつかないので、ありがとうと言い素直に従った。儒教の国だからなのか、大学の権威がそうさせるのか・・。 別にそうするのがいいということではないが、彼らは何ゆえにそういった行動をとるのか非常に興味がわくところである。日本と中国の現在の文化の違いを読み解く重要なキーポイントの一つだろう。

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