国慶節に向けて
中国では9月29日から10月5日まで国慶節に入る。この期間学校も役所も休みになり、国民大移動だ。13億の人間が動くのだからさぞかし大変なことではないかと想像している。
これに向け、街のあちこちで準備が始まっているようだ。この揚州の中を流れる古運河(はっきりはしないが、清朝時代には作られていたのではと思っている)でも、10隻ほどの船が電飾を施され、それは美しい情景を醸し出している。この船は祇園祭の山車と同じと思われ、各町や団体がそれぞれ所有するもので、そのパレードがこの運河で行われるものだ。この光景はまた後ほど書くこととする。
この写真はホテルの窓からの夜景である。それぞれの大きな建物は電飾が施されているが、これを支える経済力はいったいどこから出てくるのだろうか。これらは政府が援助をしているのかは分からないが、年中照らすとなると相当の電気代になるはずである。
朝には街角で舞踊、カンフー、気功の練習が行われている。
彼らは年のころ50代、少なくとも40代後半のようである。三々五々集まり、思い思いに練習に精を出している。蝶のように美しく、鶴のように優雅に舞うのがいいらしい。
しかし、見ていると豚のように賑やかに、ガチョウのようによたよたとというのがぴったりのような感じの人もいるが、彼ら自身は完全に陶酔の境地のようである。