狂犬病
厚生労働省関西空港検疫所が発行した「犬に咬まれないよう注意!」という見出しのビラで、海外に出る人のために注意を呼び掛けている。いわく、
犬、猫、コウモリ、キツネ、アライグマなどに咬まれると狂犬病に感染する恐れがあります。狂犬病は発病するとほぼ100%死亡します。動物にはむやみに手を出さないようにしましょう。
とある。自分も、厚労省の注意をよく守り、人間にも手を出さないよう注意している。
ところで中国語で犬、猫、コウモリ、キツネは漢字ではどう書くのか調べてみたら、犬は狗という以外は日本の漢字と皆同じであった。ただしアライグマは辞書にはなかった。
その同じ記事には中国では2006年には、3209人の狂犬病の発生の報告があり、狂犬病発生地域として指定されていることが記述されている。
10月9日付の揚州日報によると、「揚州市の全市(人口200万人)で6万人の動物による咬傷の被害があったが、予防接種はその半分も満たしていなくて、全市で2万人であった。この予防接種は6カ月しか効果がない」と言っている。6万人が咬まれたというのであれば、ワクチンはどのぐらい打ったのであろうか。もし、2万人そこらの数であれば、残りの人間は悲劇である。今の中国であればかなりの数はカバーされているとは思うが・・。
ちなみに街を歩いていると、そこらじゅう大声で喚き散らして、まるで狂犬病にかかったのではないかと感じられるような人がいるが・・。
冗談はさておき、この病気はやはり恐ろしい。