中国旅行は中国と日本の絆の見直し

中国の人々や歴史を日本人との関係で捉えなおすよう心掛けた


 「淀みに浮かぶうたかたはかつ消えかつ結びて久しく留まることなし」
  今から5、6年前中国を通算2年をかけて旅行した。中国語でいう「旅游」である。

 日本のように圧倒的に単一民族が支配的である国に対して、中国の広大で且つ多くの少数民族を内に包含し、多少の矛盾はありながらも、国としての体勢を2000年間の長きに亘って続けてきたということは、それだけでも畏敬に値する。

 今回の旅は現実の姿に直接触れることにより、中国の良さと遅れた点を垣間見ることができたと同時に、日本との関係において改めて日本を見直すきっかけになったと思う。

 このブログはその時の記録である。これ以上無理解による反目が広がらないことを祈る。

     目指すは「坊ちゃん」と「ドクトルマンボウ航海記」    (李 白扇)
 

 
 

小テスト


 授業を始めて二ヶ月以上にもなるし、どれだけ理解できているかを測るため、小テストを実施した。学生たちはテストというと目の色を変えるが、普段から真剣にやってほしい。
 参考書、教科書、ノートは何を見てもいいが相談はするなということで、20の単語の聞き取りテストを実施した。動漫のクラスであるが、採点してみると全くできていない。2ヶ月経ってもまだ平仮名もかけない、読めない学生がいる。
 彼らはなぜやる気が何のか同僚の先生に尋ねてみると、「要は親に言われて、大学卒業という紙切れが必要なのだ」ということであった。どこかの国の状況とよく似ている。
 学費についても一般的にいえば、学費をねん出するためには親は相当に苦労をしているはずである。額そのものは違うとしても、日本の親と同じ程度の経済的苦労をしているはずである。にも拘らず、教室では私語はするわ、熟睡はするわ、携帯はいじるわおよそ勉強しようという気配は見えない。
 何とかやる気を起こさせるにはどうすればいいのかいつも考えているが、解決策は見当たらない。
 ところでその小テストの結果、彼らにはある特定の音声は非常に聞きづらいということが分かった。それは「は行」、拗音、吃音である。また「ぎんこう」という音もなぜか聞きにくいみたいだ。「ひこうき」という音を聞きとれたのは、64名中たった一人である。彼らの発音を聞いていると「ひ」の音は口を半ば開けて、口蓋のどちらかというと奥で発声をしている。中国語の飲むという意味の「喝」の音やドイツ語のOーウムラウトと少し似ている発声である。
「がっこう」という音を聞きとれたのは64名中12名で頻繁に使う音にも関わらず、聞きとれていないということが分かった。これは一工夫いりそうだ。

 

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