中国のちまた見聞録

中国を素のまま、生のまま捉える様に心がけました


 「淀みに浮かぶうたかたはかつ消えかつ結びて久しく留まることなし」
  今から5、6年前中国を通算2年をかけて旅行した。中国語でいう「旅游」である。

 日本のように圧倒的に単一民族が支配的である国に対して、中国の広大で且つ多くの少数民族を内に包含し、多少の矛盾はありながらも、国としての体勢を2000年間の長きに亘って続けてきたということは、それだけでも畏敬に値する。

 今回の旅は現実の姿に直接触れることにより、中国の良さと遅れた点を垣間見ることができたと同時に、日本との関係において改めて日本を見直すきっかけになったと思う。

 このブログはその時の記録である。これ以上無理解による反目が広がらないことを祈る。

     目指すは「坊ちゃん」と「ドクトルマンボウ航海記」    (李 白扇)
 

 
 

プレゼント

 授業の終わった後に女子学生が彼と一緒にやってきて、「先生1年間ありがとうございました。来年初めには上海に行きますので少し早いですが、いいお正月を過ごしてください。」と言いつつ、彼女が編んだマフラーをプレセントしてくれた。
 毛糸は濃いいグレイの目の粗い編み方のものだ。
 彼女は彼と共に非常に熱心な学生で、おそらくこの学校でも日本語はトップのレベルだろう。
 こういう行いは日本では、もうないかも知れないと思いつつ、ありがたく頂いた。