中国旅行は中国と日本の絆の見直し

中国の人々や歴史を日本人との関係で捉えなおすよう心掛けた


 「淀みに浮かぶうたかたはかつ消えかつ結びて久しく留まることなし」
  今から5、6年前中国を通算2年をかけて旅行した。中国語でいう「旅游」である。

 日本のように圧倒的に単一民族が支配的である国に対して、中国の広大で且つ多くの少数民族を内に包含し、多少の矛盾はありながらも、国としての体勢を2000年間の長きに亘って続けてきたということは、それだけでも畏敬に値する。

 今回の旅は現実の姿に直接触れることにより、中国の良さと遅れた点を垣間見ることができたと同時に、日本との関係において改めて日本を見直すきっかけになったと思う。

 このブログはその時の記録である。これ以上無理解による反目が広がらないことを祈る。

     目指すは「坊ちゃん」と「ドクトルマンボウ航海記」    (李 白扇)
 

 
 

今月の給料日は1月10日の土曜日である。これは、大変だ。

 日本であれば土曜、日曜の休日に給料日が当たったら、ほぼ間違いなしにその前日に振り込みになる。
 ところが、そのように給料日が休日に当たらなくて平日でも、きちんと振り込みがされた実績がないのである。今まで最大の遅配は10日であった。
 今回もこのまま放っておいたら、いつになるか分からない。そこで、管理責任者に一筆啓上することにした。
 「今月はこのまま春節祭に入ることでもあるし、こちらも帰国の準備などがあるので、遅配はいろいろの障害が発生する恐れがある。今回は必ず、期日までに所定の口座に振り込みをして欲しい。」という趣旨のレターを書き、責任者のところまで持っていった。責任者いわく、「ホリ、ホリ」。(これはこの地方の方言で、いいよと云うもので、中国語の「好(ハオ)」が訛ったものだ) 
 しかし、今までこの返事でまともに行ったためしがない。ビザの延長問題もあるし、フライトスケジュールを変えておかないと大変なことになる。
 というわけで、早速旅行会社に飛んで行った。いつもの慣れた小姐がいなかったので、窓口に入る女性に変更を依頼した。こうなるとまた最初から下手な中国語で説明をしなけりゃならないと思っていたら、案の定「それがどうした、こうした」の話になり、「わしは説明するのが、めんどくさいから、担当の女性を出せ」と言い張ったが、結局最初から説明するはめになった。
 ところがである、こちらの小姐か老姐かしらないがこちらの言うことが分からないといって、怒りだす始末である。ここが中国で最も気に食わないところであるが、なんでこちらが物を買いに行って、怒られなければならないのか。彼らは中国では皆が平伏して中国語を奉るものだと思っているようで、中国語もまともにしゃべらないと人間として認めないようである。
 こちとら客には分かるようにきちんと客に分かる言葉で説明するのが普通だと思い込んでいる。ポン引き屋の兄さんなどは非常に分かりやすくご丁寧に関西弁で、「社長、いい女の子がいまっせ」である。もっとも、中国でこんな流暢な大阪弁をしゃべるのに出くわしたのは、香港か上海ぐらいのものである。
 ところがこちらは違うようだ。この地ではこんなことを今まで繰り返してきた。飯屋・レストラン、ホテルのフロント(私の泊まっているホテルもひどいものである)、ショッピングモールの従業員、これらは大体が態度が悪い。
 ハオハオと言って実行しないのも困ったものだが、ハオの一言も言うのが惜しいという態度も困ったものである。