ところ変われば
中国は果物は実に豊富である。ドリアンはあるし、キウイはあるし、ブドウ、みかん全国から集まってくる。かなりの流通網である。しかし、このような恩恵にあずかるのは、やはり相当人口の集中した街のスーパーマーケットになる。
このミカンは江西省産もので、握りこぶしの倍ぐらいの大きさであり、みずみずしく美味しいものだ。名前は「赣南橙」という。この「赣(カンとよむ)」というのは、辞書によると川の名前に使われるが、江西省の別名でもあるという。目方で売っており、写真にもう一つ加えて、3つで5元であった。
またこの写真は街で見かけた果物の行商である。こうして、荷車に一杯積んで、干しブドウや、果物、ピーナッツ、菱の実など実に様々なものを売りに来る。ここは比較的南であるし、豊富な食べ物があるのだろう。これらの行商は基本的に非常に零細で、それこそ一日100元ー200元のもうけやっとやっとではないだろうか。
話は変わるが前に靴磨きのおばさんに聞いたとことろ、1日20人の客で、40元がいいところだという。この果物の行商もひょっとしたらそのくらいかも知れない。