中国旅行は中国と日本の絆の見直し

中国の人々や歴史を日本人との関係で捉えなおすよう心掛けた


 「淀みに浮かぶうたかたはかつ消えかつ結びて久しく留まることなし」
  今から5、6年前中国を通算2年をかけて旅行した。中国語でいう「旅游」である。

 日本のように圧倒的に単一民族が支配的である国に対して、中国の広大で且つ多くの少数民族を内に包含し、多少の矛盾はありながらも、国としての体勢を2000年間の長きに亘って続けてきたということは、それだけでも畏敬に値する。

 今回の旅は現実の姿に直接触れることにより、中国の良さと遅れた点を垣間見ることができたと同時に、日本との関係において改めて日本を見直すきっかけになったと思う。

 このブログはその時の記録である。これ以上無理解による反目が広がらないことを祈る。

     目指すは「坊ちゃん」と「ドクトルマンボウ航海記」    (李 白扇)
 

 
 

どこへ行く中国の農村

 先日の南通の農家の変化について、南通の近くの都市の製薬工場に勤務している女性に尋ねてみた。
  彼女いわく、「この辺りの農家は豊かよ。殆どが工場に勤めに出ているんだもの」とのことである。他人の懐に手を突っ込むつもりは毛頭ないが、この発言の内容もまた大問題ではなかろうか。自然の成り行きと云えばそれまでだが、日本がたどったと同じ道を進もうとしている。ここから先は言うまい。読者の皆さんはもうお察しのことと思う。
 私はこれらのことは悪いと言っているわけではない。至極当然のことである。生産性が向上し、生活が豊かになる。当たり前すぎることなのである。むしろ日本のように世界一の生産性を誇りながら、これほどまでに労働者の貧困化が進むのかそれが問題である。 
 特色ある社会主義というからには、ここは知恵の出しどころではないだろうか。そして日本、韓国、東南アジアを含めた経済圏で考えるといいのではと思うのだけれど。お互い不足の部分を補いあえるのではないだろうか。そして今がその時期ではないだろうか。
 その為には国家のエゴを捨てることだ。そしてそれを支える国民一人一人の相互理解が必要である。その為には日本も中国ももう一皮むけねばならない気がする。一皮むけると同じアジア人になる。もう一皮むけると人間。さらに一皮むけると、・・やめとこ、玉ネギじゃあるまいし。少し大上段に振りかぶりすぎtかな!?
 日本人と韓国人、中国人皆同じ顔をしているし、同じ皮膚の色で一見見分けがつかない。中国やシンガポールなどで生活していると、相手が外国人であることを忘れて、つい日本語で話しかけてしまうこともあるくらいだ。なんでそんなに小さな違いをみんな大切にするのかな。