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中国旅行は中国と日本の絆の見直し

中国の人々や歴史を日本人との関係で捉えなおすよう心掛けた


 「淀みに浮かぶうたかたはかつ消えかつ結びて久しく留まることなし」
  今から5、6年前中国を通算2年をかけて旅行した。中国語でいう「旅游」である。

 日本のように圧倒的に単一民族が支配的である国に対して、中国の広大で且つ多くの少数民族を内に包含し、多少の矛盾はありながらも、国としての体勢を2000年間の長きに亘って続けてきたということは、それだけでも畏敬に値する。

 今回の旅は現実の姿に直接触れることにより、中国の良さと遅れた点を垣間見ることができたと同時に、日本との関係において改めて日本を見直すきっかけになったと思う。

 このブログはその時の記録である。これ以上無理解による反目が広がらないことを祈る。

     目指すは「坊ちゃん」と「ドクトルマンボウ航海記」    (李 白扇)
 

 
 

トイレの変遷の歴史

 先日、ネットサーフィンをしていたら面白い記事にぶつかった。それに触発され、久しぶりに記事を書く気になったので、紹介することにしたい。下ネタであるが、一応文化史にかかわることなので、放っておけない。
 それは「トイレ文化の歴史は悠久」と題するもので、「羊城晚报」という夕刊紙がアップしたもののようだ。

厕所文化历史悠久


墳墓の中のトイレはやはり豪華f:id:China21:20120815141618j:image:w360:right 

  徐州亀山漢墓のお手洗いは、ステップがあって、肘掛けがあって、背もたれがあって、鉢は手洗い用のものだ。 

日常生活の中のトイレ 

 《周礼》の記載によれば、早くも三千年前にはすでに日常生活にお手洗いが現われた。春秋戦国時期、トイレに関する記載には、お手洗いが当時もう普通に人々の生活の中に入っていたとのことである。 

 “官吏のトイレの中はネズミが食べるように不潔で、周りのひとは大いに驚いている。”これは《史記・李斯列伝》に記載で、後に秦朝の重臣となった李斯が未だ田舎の小役人の時代の見聞である。



 

城のトイレはどうだった?


 “城の上では五十歩で一つのお手洗いがあり、上厕は城の上のトイレのことで、溷(トイレを表す言葉)は城下の不潔な便所を言う”、これが《墨子・備城門》の中で記載しているが、歩哨に立った兵士に便利なように50歩で一つのトイレを作った理由だ。

トイレの漢字の変遷はトイレの変遷そのものだ


 お手洗いは古代には“清”、“溷”、“圊”と呼ばれており、この三文字が一定の程度の上でお手洗いの文化の歴史の変遷を描き出している。“溷は「豚小屋・厠(漢字源)」;圊は汚いところの為に、常に清潔に使い管理するという意味を込めた漢字だ。”この言葉が本論で言いたいことだ。


 “溷”はこの字形はすこぶる味があって、四角の中には豚の字がある。左側は三点は水で、古代の手洗いが皆豚舎とがごちゃまぜになって関係していることを表している。このような手洗いと豚舎が関連の仕方は、漢代にはごく普遍的の事になっている。
厠の中の豚の群れが出て来て、かまどを壊した。《漢書》のこの段で便所と豚を飼っているところの関係を述べている.豚が走り出て来て、宮中のかまどを壊した。ということは、古代の宮殿は豚の飼っているところと便所は繋がった様式の建て方と見ることが出来る。

宋朝時代の衛生管理のすごさ


 宋朝では公共便所の建設と管理が歴史上で歴代で最もよかった。“国史のカレンダーは道山堂の東にあり、北一間に浴室・便所と通路がある。“内は沐浴室と併せてお絞りがあり、水鉢、后は圊(水洗便所?)だ。清掃係はきれいに清掃し、厕板は汚れなく清掃され、トイレット紙は散らかりようもなく、水鉢は滓など滞りようもなく、お絞りは手あかなどなく、平地は濡れてない。”


  《南宋館阁录》の上述の記載から知ることが出来ることは、当時役人の生活環境はよく研究され、整備されていて、読むと感嘆をせずにいられない。宋代の浴室と便所が連なっており、かつ便所の後手を洗う必要性の上からも、トイレットぺーパーは散らかさず管理されており、こんな規範は現代のオフィスビルの衛生基準にも殆ど引けを取っていない。

明清の時代の乱れはなぜ?


 明清時期は、公衆便所は欠除していて、人が管理してなかった.どこでも糞便にまみれていて、文人は“都には厕はない”と叫んでいたものだ。


  “北京の公衆便所に入るものはお金を渡さなければならない。(今でもそうだが、昔からなのか?)  古人は皆代小便をする時、婦人も街で便器をひっくり返したりの上に、牛溲马尿等が加わり、増えることはあっても、減ることはない汚さで、いたるところで臭っていた。”《燕京雑記》の記載のように、街中大小便が溢れかえっていた。

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