揚州は今日は一日雨だった
やはり鬱陶しい。このような日は外に出る気もしなく、じっとホテルの部屋でテレサテンのCDを聞いていた。中国語の詞を書き出して、朗読などしてみる。すると、今まであまり感じなかった、情感が文字の間から滲みだしてくる。こんな歌をこんなに歌い上げるのかと改めて感じたりもした。まだまだこれからという時に・・、ずいぶん苦労したんだなと感じる。歌から感じられる。
翻って、李白のCDも久しぶりに取り出してかけてみた。漢詩を聴くのと違う美しい響きがそこにあった。朗読者は女性であったが、「ああ中国語というのはいいものだ」と改めて感心する。中国語というのは、高低、緩急をつけて歌い上げると普段聴く、会話や話しとは違う素晴らしいものになる。
たまにはこういう日もあってもいいものだ。