中国のちまた見聞録

中国を素のまま、生のまま捉える様に心がけました


 「淀みに浮かぶうたかたはかつ消えかつ結びて久しく留まることなし」
  今から5、6年前中国を通算2年をかけて旅行した。中国語でいう「旅游」である。

 日本のように圧倒的に単一民族が支配的である国に対して、中国の広大で且つ多くの少数民族を内に包含し、多少の矛盾はありながらも、国としての体勢を2000年間の長きに亘って続けてきたということは、それだけでも畏敬に値する。

 今回の旅は現実の姿に直接触れることにより、中国の良さと遅れた点を垣間見ることができたと同時に、日本との関係において改めて日本を見直すきっかけになったと思う。

 このブログはその時の記録である。これ以上無理解による反目が広がらないことを祈る。

     目指すは「坊ちゃん」と「ドクトルマンボウ航海記」    (李 白扇)
 

 
 

揚州は今日は一日雨だった

 やはり鬱陶しい。このような日は外に出る気もしなく、じっとホテルの部屋でテレサテンのCDを聞いていた。中国語の詞を書き出して、朗読などしてみる。すると、今まであまり感じなかった、情感が文字の間から滲みだしてくる。こんな歌をこんなに歌い上げるのかと改めて感じたりもした。まだまだこれからという時に・・、ずいぶん苦労したんだなと感じる。歌から感じられる。
 翻って、李白のCDも久しぶりに取り出してかけてみた。漢詩を聴くのと違う美しい響きがそこにあった。朗読者は女性であったが、「ああ中国語というのはいいものだ」と改めて感心する。中国語というのは、高低、緩急をつけて歌い上げると普段聴く、会話や話しとは違う素晴らしいものになる。
 たまにはこういう日もあってもいいものだ。