二人の教授
今日も刘先生とその妹さん夫婦に夕食にお招きいただいた。その時に日本で買ったお土産をお渡しした。焼酎と菓子だ。
そこで、二人の大学の先生を紹介していただいた。大学の日本語学科の主任教授のSEという方と技術大学の日本語学科の主任教授のSUさんという方の二人である。お二人とも実に流暢な日本語を使われるが、日本に入ったことがないということで、日本語の学習者の層の厚さを感じた。
中国人が日本語を学習するのと、日本人が中国語を学習するのでは難易度が随分違うのだろうと改めて感じた。中国が過去の歴史の中で広大な国土を支配するためには、かなりしっかりした言葉のインフラが必要であったろう。民族もいろいろの民族をその懐に治めるためには、その各民族の言葉や方言を包み込む懐の深さが必要であったと考える。長い歴史の中で培われてきたノウハウみたいなものがあるはずで、それをいつの日か読み解きたいと思う。