中国の学生はまだフレッシュ?
ここにきてまだ1週間にもならないが、こちらの若い学生と接触してみると中国の学生は基本的にすれていない、若々しさを感じる。日本は中国の学生に比べ、「くたびれている」ように思う。
私の学生時代はもう40年も前のことであるので、今の学生の気質を知らないから、あまりえらそうなことはいえない。
中国の場合でも、近年学費が富に高くなっているようであり、上の大学に行くには経済的困難が伴うようである。しかし、中国では基本的にかなりの部分国家の手厚い?援助があり、たとえ貧しくてもそれなりの方策はあるように聞く。
日本の学生たちは勉強する以前にきわめて多くの困難に立ち向かわなければならない。その程度は中国の学生の比ではないような気がする。日本では基本的に「自己責任」という名の国家無責任政策の下に援助は非常に貧しい。こういったことが学生の気質に影響を及ぼしているのかもしれない。
私の学生時分に「受益者負担」という概念が導入され、学費や授業料が高騰したのを覚えている。
日本の学生や若い皆さん、「自己責任という言葉に流されないように気をつけて」と老婆心ながら言いたくなる。(なぜ老婆心なのかよく分からない。老爺心では?)