中国のちまた見聞録

中国を素のまま、生のまま捉える様に心がけました


 「淀みに浮かぶうたかたはかつ消えかつ結びて久しく留まることなし」
  今から5、6年前中国を通算2年をかけて旅行した。中国語でいう「旅游」である。

 日本のように圧倒的に単一民族が支配的である国に対して、中国の広大で且つ多くの少数民族を内に包含し、多少の矛盾はありながらも、国としての体勢を2000年間の長きに亘って続けてきたということは、それだけでも畏敬に値する。

 今回の旅は現実の姿に直接触れることにより、中国の良さと遅れた点を垣間見ることができたと同時に、日本との関係において改めて日本を見直すきっかけになったと思う。

 このブログはその時の記録である。これ以上無理解による反目が広がらないことを祈る。

     目指すは「坊ちゃん」と「ドクトルマンボウ航海記」    (李 白扇)
 

 
 

寒波

 今日こちらに住んでいる日本人の先生と会うために、ホテルを出た。そしてたまたま通りかかった道端に小さな池があったが、なんとその池が凍りついていた。道端に破片があったが、2−3cmはあったと思う。「えー、こんなに寒かったのか」と今更ながら驚いた。
 そしてお会いした先生から、「2、3日前は寒かったでしょう。零下4度だったということですよ」と聞かされ、二重に驚いてしまった。確かに寒いのは寒かった。毛糸を二重に着込んでも、まだ震えていたから。しかし零下4度とは思いもよらなかった。やはり大陸性というのは言うだけのことはあると改めて感心した。