色が消えた!! 広告が消えた!
今日のタイトルは、一つは今日だけのことであり、一つは最近の現象である。
舟曲哀悼の日
「色が消えた」というのは、甘粛省舟曲で起こった地滑りの大災害に対し、政府が8月15日は「舟曲哀悼の日」と決め、政府機関や対外公館では半旗を掲げ、かついわゆる歌舞音曲を差し控えると発表したことに伴い、今日のインターネットのウエブページのトップページの色は消えて、白黒になってしまった。天安門では半旗を掲げる儀仗兵の儀式が報道されていた。というわけで中国のネットワークの主なページの色は今日一日は白黒だということになる。また実際の番組でも少なくとも私の見ているテレビでは全チャンネルはニュースを除き、舟曲の災害報道だけで、ほかの番組は一切見ることはできない。
広告が消えた
「広告が消えた」というのは、最近あれ!と気がついたことであるが、日本のメーカーの広告が街頭から姿を消したことである。これは今住んでいるところでも感じていたが、先日上海・青島に行ったときにはっきりと意識したことである。以前は上海・青島のような大都会では日本の電器、自動車会社の広告が街頭ではかなり見ることができたように思うが、最近では消えてなくなってしまったのだ。代わりに目立つのはサムソンの広告である。
サムソンの広告も比較的少ない。
日本企業の位置付けの変化か
これは日本の企業の戦略の変更なのか、はてまた中国の政策の変更でこうなっているのかは知らないが、以前であれば「ソニー」「ナショナル」「三菱」「キャノン」などの広告をかなり見たように思うが、これが消えてしまったのは少しさびしい。
広告業そのものはかなり発展しているように思う。街頭広告よりもメディア広告の発展が顕著のように感じる。中国企業の宣伝広告はテレビなどではかなりすごいことになっている。従って広告業そのものは健在であるので、先の日本の企業の広告が少ないのは、中国の広告業界の盛衰の問題ではないようだ。